倉敷の過去と未来を繋ぐ一枚。

こんにちは。

管理人の ふぅ です。

今月のGallery -暦- をお届けします(^^)

2018年  葉月 の Gallery -暦-は

「風化」です。

先月は七夕の絵をご紹介しましたが

その七月、

岡山の倉敷市をはじめ中国四国地方は大雨に見舞われました。

復旧は少しずつ進んでいるようで

交通機関なども徐々に回復してきましたが

豪雨災害の傷跡は未だ深く残ったままです。

災害に遭われた方や地域の一日も早い復興を祈らずにはいられません。

幸い、泉谷画伯のお家があるあたりの被害はなかったとのことです。

倉敷の美観地区などでは被害はなかったものの観光客が激減しているそうで

観光に訪れてくださることが、復興支援にもなるそうです!

ちょうど、岡山の名産白桃の美味しい季節でもあり

多くの方がこの機会に、岡山の観光へお越しいただけたらと思います(^^)

 

今月の作品「風化」は

20年前、その倉敷美観地区の入り口にある

倉敷市立美術館で開催された個展で展示された大作の一つです。

丹下健三氏によるコンクリートの建物の少し冷たく広い空間での展示、

私も行った記憶があります。

羊飼いと13頭の羊たちという代表的なスタイルの作品「風化」には

大きな存在感の羊飼いの姿がだんだん半透明になり

一方、いまはもういないはずの恐竜の骨がどっしりと真ん中に描かれているのですが

私の中にあった、その両者が放つ違和感の謎を、

今回の解説が明らかにしてくれました。

展覧会にまつわる少し長いストーリーとなっている今回の解説の中にもありましたが、

「風化」はこの秋の、ギャラリー倉敷での個展で展示されるとのこと。

 

たくさんの方を、倉敷にお招きする呼び水となりそうな予感がします(^^)

 

ぜひぜひご来岡ください。

 

それでは、今月の作品をどうぞ!

 Gallery -葉月-《風化》へは、こちらからどうぞ。

 

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